通勤電車内で映画鑑賞

湘南新宿ラインに池袋より乗ったらポータブルDVDプレイヤを手に、立ちながら映画を見ている人発見。それだけでも、「!」な感じなわけだが、なんとその人、イヤホンしたつもり状態だったのだ。
こういう経験ないだろうか? 聴いてる本人はイヤホンをして一人だけの世界になってるつもりが、実は音が全てまわりに流れてしまってる。しかもそれなりの大音量で。気付いた時のあの恥ずかしさ。
それを通勤電車の中でやってしまうとは。しかも映画観賞時。本人先進ユーザ気取りのはずが、車内にアクション映画だと予想ができる効果音を大音量でまきちらしてしまうとは。
いたたまれなくなり、場所を移動しようかとも思ったが、この人の行く末を確認したく、我慢した。
そして、次の興味は何の映画か?ということである。彼に近付き覗きこむと、なんと、「少林サッカー」だった。イタさが倍増したかに思えたが、まぁ、この際、何を見ていようが関係ない。
次の観察点は、周りの反応。少し離れた位置の人々は大きな効果音の時に振り向いたり、音源を探す行為をしていたわけだが、彼の周りに位置していた人々は、とっても無表情。それもそのはず、全員イヤホンをしていてそれぞれ自分の世界に入っていた。冷静さを保っていられたわけである。
結局彼は次の停車駅の新宿で降りて行ってしまった。下車後はさすがに周りの雑音で気付いたのだろうか。そして気付いた後、どんな表情をしたのだろうか。